アーユルヴェーダ薬膳ライフ38/ 空間の概念
6月です。心ときめくのは、蓮の季節に入ったこと。あの桃のような大きなつぼみが朝露に誘われ、ふんわり花開く様子は幻想的。きっと天竺とはこんな蓮池に、お釈迦様が微笑んでお在します夢のような所に違いない。と想像してしまいます。ふたたび戻って来られるのなら行ってみたい…(^◇^)
ところで、蓮と水蓮はあまり区別されず蓮の花と呼ばれていますが、両者はかなり異なります。蓮は沼底にしっかり根を張っていますが、水蓮は浮草で水面に根っこがあります。
人類がもとは魚、進化して水辺に上がり、数万年という長い時を経て現在の陸上生物になった過程を思えば、蓮の元祖は水中に漂っており、やがて水面に出て水蓮に。さらに陸上に上がろうと進化の過程にいるのが蓮ではないかと思えてくるのです。という事は数万年後には蓮はコスモスのような陸上植物になっているかもしれません。そうなるとこの先、蓮は人類にどのような影響を与えるのでしょうか? 南想子流の蓮進化論では、蓮根が大量生産できまーす。\(^◇^)/ハハハ〜。
今日は、最近の空間トピックス、ベストスリー。
1. 五元素論とゼロの概念
『五元素論』というのは、万物は五つの元素から構成されているいというアーユルヴェーダ特有の考え方です。五つは、『水、土、火、風、空間』です。ある講座の参加者様から「何もない『空間』も構成要素に数えているのはインド人が考案した『ゼロの概念』に通じているのではないか」というご意見がありました。
五つの構成要素は中国伝統医学(中医学)の『五行学説』も論じており、それは『水、土、火、木、金』です。つまり、中医学では、風や空間のように目に見えないものは構成要素にないのです。ゼロ=無=空間。空間があるからこそ物質が存在する。存在の原点まで掘り下げる思考、観察力の深さはいかにもインド的です。そこに気づかれたこの参加者様の見識はすごい!目から鱗でした。
2. 音の空間
私が書いたラジオシナリオがドラマ化され、放送されることになりました。3年ぶりです。嬉しいです。シナリオは文字、ラジオでは音。セリフ、音楽、効果音も含め全て音に変わります。音の響きが空間を膨らまし、無音の時には息遣いが伝わってきます。音が創る空間に文字が魔法にかかったように活き活きと動き出し、私の好奇心も踊り出します。(#^.^#)
ちなみに放送日時
6月11日(土曜日)17:30 タイトル「春爛漫」
7月3日(土曜日)17:30 タイトル「幸せの青い鳥」
番組名「カタリスト俱楽部劇場」15分ドラマ
F.M千里放送 周波数83.7
放送エリア 豊中市 箕面市 吹田市 茨木市
収録番組のため放送スケジュール変更の場合もあります。F.M千里放送のH.Pでご確認くださいねー。(#^.^#)
3. 空白の2年半。「瞑想会」再開しました。
クレオ大阪中央館で奇数月に開催していた「瞑想会」コロナ禍でお休みしていましたが、5月から始めることにしました。2年半の空白がありながら、「再開」のお知らせに集まってくださった皆様に感謝しております。この何もできない空白期間に、自分のやりたい事をさせていただける事がどれほど有難いことか痛感しました。再開に際し、暖かいご支援ありがとうございました。
瞑想会ではヨガ、瞑想、ティータイム&季節の過ごし方ミニセミナーを行っています。今年は「自分のヨガを見つけよう!」をテーマに、インドヨガの基本アサナ「スーリヤナマスカーラ」を皆様の健康習慣の一つにしていただこうと、取り組んでおります。
次回は7月16日です。詳細は『季節講座』をご覧ください。
4月以降、コロナと付き合いながら社会は動き出しています。様々な事が再スタート。皆様も外出の機会が増えたり、仕事のやり方が変わったり、何かしら気忙しく感じておられるのではないでしょうか。
ちなみに私の場合。2年前に片付けた資料やレジュメは何処だったか見つからない。写真は?ステンレス食器や民族衣装は?二度と出番はないかも…と、当時適当にしまい込んだ物を今、引っ張り出しています。お陰で家中に物があふれ返り、もともと狭い部屋、今や足の踏み場もない。歩く度に何かにつまずいています。今一番欲しいのは、ほっと安らげる何もない空間。(#^.^#)ハハハ〜
講座のお知らせ
・「アーユルヴェーダとインド薬膳」講座が始まります。
今回は、そもそも薬膳とは何?をテーマに夏の養生レシピを紹介します。
お待ちしておりまーす。\(^◇^)
日 時:6月7日、6月21日、7月5日(火曜日) 13:30〜15:00
会 費:5000円 (3回分)
会 場:クレオ大阪中央館
5月28日締め切りなっていますが、開催日前日まで申し込みできます。
お問い合わせ・申し込み先
クレオ大阪中央館 tel 06-6770-7200
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