アーユルヴェーダ薬膳ライフ52/薬の元祖

暑中お見舞い申し上げます。(^◇^)

連日、太陽から火の粉が飛び散るような暑さ。今日から8月、本格的な夏を乗り切る体力は万全ですか?私は夏の健康法の一つにお茶を取り入れています。抹茶に氷を浮かべてグリーンティにしたりミルクで割ってラテにしたり。香りに清涼感があり美味しい、目にも緑が爽やかなのでリラックスのひと時です。

ところで、お茶の呼び名は世界に「チャ」系と「ティー」系しかないのをご存じですか?世界にはその国ごとにフランス語、英語、タイ語、中国語など様々な言語がありますがお茶についてはこの2種類しかないそうです。

お茶の原産は中国で、広東省では「チャ」福建省では「ティー」と呼ばれていました。広東省で生産されたお茶はアジアに渡りました。福建省からは主にヨーロッパへと出て行きました。よって日本で「お茶」と呼ばれているのは広東省から入ったと考えられています。

世界中で様々な言葉が使われているのにお茶の呼び名だけが2種類しかないなんて、そんな不思議なことってあるの? 私はインド各地を旅していた頃(さまよっていた頃とも言える(笑)、列車や飛行機で隣に座った外国人やホテルで知り合った人たちに話のついでに訊いたものです。「あなたの国ではお茶を何と呼びますか?」2つの呼び名しかないという話に相手は皆、興味を示してくれました。アジアでは「チャ」「チャィ」「チャーイ」「サィ」「サーイ」など。ヨーロッパでは「ティ」「テー」「テオ」「ティー」等がありました。

お茶は原産国、中国では古くから薬として使われてきました。漢方医学では消化を助け、新陳代謝を促す。又、お茶の香り成分には痛みを緩和する働きがあり、鎮痛剤として用いられてきました。現代栄養学ではお茶の成分、カテキン酸には免疫力を高め、発がん抑制、口臭防止、虫歯や炎症の原因となる口内菌の繁殖を抑える作用があることも解ってきました。

さて、今日はアーユルヴェーダ講座でご質問によく上がる「ごま油でうがいをすると虫歯や口内炎が出来ないのは本当ですか?」のお答。

残念ながら、これはあまり効果がないと思います。アーユルヴェーダでごま油信仰が根強いのは、恐らく5000年前の医学ではごま油がとても貴重だったからでしょう。虫歯や口内炎がごま油で治るなら、大手製薬会社は高額な研究費を費やして薬や歯磨きを開発しないでしょう。歯磨きペーストの成分にごま油と書いてある製品は、今のところ見たことがないです。(^◇^)

私は日中は冷茶をいただき、寝る前には抹茶水でうがいをしています。抹茶はお茶の中で最も殺菌力が強く、睡眠中の口腔内細菌の増殖を抑制してくれます。抹茶うがい水の濃度は好みですが、私は水100mlに抹茶粉小さじ1/2くらいを溶かしています。お口の中スッキリで朝を迎え、白湯を頂いて味覚のリセットすると朝食がとても美味しいです。ただし、抹茶はカフェインが強いので夜はうがい程度に。飲み込んでしまうとベッドに入っても、なかなか眠れないという事も……(^◇^)

関西で学べるインド式健康法アーユルヴェーダ・ライフ|南想子の教室

ナマステ。インド式健康法アーユルヴェーダにようこそ。健康は正しい食事と生活習慣でつくられます。この教室ではアーユルヴェーダの健康理論を基にスパイス・瞑想・セルフエステを日常生活に取り入れた生活習慣を目標にしています。あなたの体質あったヘルシーライフスタイルを一緒に見つけましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000