アーユルヴェーダ通信26 イギリスに行こう!
インドに恋焦がれて20年。インド東西南北を徘徊、ではなく放浪してきた私が、いきなり「イギリス!」というには訳があります。実は思わぬ出来事に遭遇したのです。(*^^*)
インドのコロナ感染の惨状に胸を痛めていた私は、留学中にお世話になり、また現在もスーパーバイザーとしてアドバイスをいただいているドクターにメールを送りました。とても迷いました。病院から溢れ出した感染者が薬も酸素吸入も得られず、葬られていく様子を毎日ニュースで見ていたから。
「ご家族は大丈夫ですか?」と尋ねて
「家族みんな感染してしまった。でも手の打ちようがないのだ」
そう返事が来たら、どうしよう。一体自分に何ができるのか。
「早期の回復を心より祈ります」
そういう月並みな返事では、あまりにも無責任に思えました。
だから、とても迷いました。
4時間の時差を考えて慎重にメールを送りました。
「Hello. Doctor. How are you?」
そして、6時間後に帰ってきた返事は、
「僕たちは家族でイギリスに住んでいます。今、ロンドンにいます」
えーっ!! ((+_+))
「良い所です。パンデミックが収束したら遊びに来てください」
( ゚Д゚)ハァ?
私は、この時ほど自分が日本人だと痛感したことはありません。
『自国がだめなら海外に出る』という選択肢が全くありませんでした。
考えてみればアジアで海外に出稼ぎに行っていないのは日本人くらいのもの。戦後の経済成長が著しく、他のアジア諸国に比べて貨幣価値が各段に高い。そのため出稼ぎで家族を養う必要がなく、恵まれた民族だったのだと思います。
欧米はワクチン接種が進んで経済の再開が始まっています。そしてイギリスは歴史的にインドと関わりが深かったので、アーユルヴェーダの病院があり、大学には専攻科があります。安全な環境と経済力を考えれば、インドに留まっているよりも先進国に出た方がはるかに有意義でしょう。
さすがだなぁ。。。 唖然とするばかり。((+_+))
ドクターの結びの言葉は
「あなたも日本で頑張ってください」
ありがとうございます。日本人の私は、政府の指示通りワクチン接種券の到着を今か今かと待って、その後はひたすら電話予約に励みます。
イギリスかぁ。イギリスのアーユルヴェーダはどんな様子だろう?
パンデミック収束後のイギリス行きにたちまち色鮮やかな夢を膨ませ、NHKラジオ英語を聞き始めました。ところが授業も試験も英語だった留学時代、あんなにできた英会話も6年経つと全く聞き取れない。(>_<)
雨上がりの空にかかる七色の虹を見上げる思いです。
希望は美しく高い所にある。。。。
ドクター。ちょっと暇かかりそうだけれど、私が行くまでイギリスにいてねー。
\(^◇^)/
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