アーユルヴェーダ薬膳ライフ/ 苦瓜のポリヤル

『ポリヤル』は南インド、タミル地方の言葉で野菜炒めのことです。

地元の食堂でランチを注文すると、まずバナナの葉を抱えた店員さんがやって来てバサバサッとテーブルの上に葉を広げてくれます。すぐに別の人がバケツと柄杓をぶら下げてやって来ます。バケツからご飯をすくって葉の真ん中あたりにポン。又別の店員さんがバケツやトレイを抱えてやって来て、ご飯の周りにカレーやら揚げ物やら次々載せること5〜6品。ご飯の周りがおかずで隙間なく埋まると本日のランチ完成ということになります(^◇^)/ こういったランチに必ずついているのが野菜炒めのポリヤルです。

ちなみにお客さんが食べた後のバナナの葉はどうなるの?もちろん、空のバケツをさげた店員さんが来て葉っぱごと片付けてくれます。その後はどうなるの?たいていはお店の裏庭に放り投げて大地の肥やしとなり、自然の循環に戻ります。水が貴重な南インドならではの自然と人間の大らかな共存。素晴らしい\(^◇^)/

というわけで、地元の食堂ではバケツと柄杓とバナナの葉を抱えた店員さんたちがウロウロしています。お代わり自由なので。どこか家畜にエサをやるオジサンの姿に似ています。ハハハ〜(*^^*)

南インドではバナナの葉は使い捨てのお皿として定着しているので、いろんなところで見られます。例えば寺院のお恵米。食べて胃袋から湧いて来るご利益。たくましい(^◇^)/

今日は苦瓜を使ったポリヤルをご紹介します。苦瓜は沖縄の特産で『ゴーヤ』と呼ばれ、人気を集めていることはご存じと思います。南国の暑さから体のほてりを鎮め、夏バテの予防をしてくれます。今年は早い梅雨入りでなんとなく体が重いと不調を感じておられる方もいらっしゃると思います。苦瓜のポリヤルお勧めです。(*^^*)

材料 (4人分)

苦瓜1/2本 (約100g)

玉葱1/2本 (約50g)

トマト1/2本 (約50g)

ちりめんじゃこ20~30g

土生姜1片

ターメリック小1/4

塩小1/4

クミンシード小1

油 小1

水50ml

ごま油 小1

作り方

1. 苦瓜は中綿と種を取り除き、縦半分に切り3ミリ程度のスライス。玉葱細切り。トマトざく  切り。生姜千切りする。

2. 鍋に油とクミンシードを入れ加熱。細かい泡が出たら生姜、玉葱、トマトを入れ炒める。

3. 苦瓜、ちりめんじゃこ、水を入れ、蓋をして弱火。

4. 苦瓜が柔らかくなったらターメリックと塩で味を調え、仕上げにごま油をふりかける。


◆今月のプラクリティ

・カファタイプ:呼吸器系にウイークポイントがあるカファタイプさんは冬から春先にかけて辛い時期が続きましたがやっと、心身のバランスが整う季節になりました。もともと大らかで人懐っこい特性。これまでなんとなく不調でできなかったこと、早速始めましょう。協力者も多いはずです。

・ピッタタイプ:梅雨入りし、夏場にバランスを崩しやすいピッタタイプさんはそろそろ不調となった時の準備にかかりましょう。小さなことでイライラしたり、職場や家庭でうまくいかない事がストレスでに滅入ってしまうかも知りません。客観的に自分を見つめ、心落ち着かせる対処法を今から探しておきましょう。

お勧めのアロマ:ベルガモット、ラベンダー

エステに行くのなら:シロダラ

・ヴァータタイプ:ますます安定です。その割になんとなく体が重い。と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、梅雨時の蒸し暑さが原因で、ヴェーダ体質だけの症状ではありません。持前のクリエイティブさを活かしてライフスタイルを充実させてください。

関西で学べるインド式健康法アーユルヴェーダ・ライフ|南想子の教室

ナマステ。インド式健康法アーユルヴェーダにようこそ。健康は正しい食事と生活習慣でつくられます。この教室ではアーユルヴェーダの健康理論を基にスパイス・瞑想・セルフエステを日常生活に取り入れた生活習慣を目標にしています。あなたの体質あったヘルシーライフスタイルを一緒に見つけましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000