アーユルヴェーダ薬膳ライフ30 /夢見るマハラジャ

「南さんがインドを一人旅していたのは、絵を描くためだったのでしょう。画家でなく、どうして講師になったのですか？」最近、聞かれたことがありました。答えは簡単です。絵がヘタだったからです。(#^.^#)　ハハハ〜。

インドとの出逢い。思い起こせば20年くらい前、日本で南インドの映画が大ブレークした時期がありました。大ヒット映画は南インドのスーパースター「ラジニ・カーント」主演の「踊るマハラジャ」。歌あり、踊りあり、涙あり、笑いありの3時間半。劇場を出る時にはてんこ盛りの娯楽性にお腹が苦しいほど。

そして、ブームに便乗してインド雑貨のお店があちこちに出没し、エスニックで値段の手頃なスカーフやアクセサリーが大流行りでした。

インドイベントもてんこ盛り。映画のダンスを踊りながらみんなでイベント会場をぞろぞろ練り歩く。民族衣装を着てチャイを飲んで等身大のスーパースターの看板を囲んで記念写真。激辛インドカレーの早食い競争などなど。

その頃、今よりいささかシャイ(?) だった私は、そんなかつての日本にはあり得ない豪華な激辛イベントに尻込みしていました。

もう少し穏やかな、そう中辛イベントがあれば参加しよう。そう思っていました。そして、その時のためにスカーフやアクセサリーなど買いため、お手軽なインドグッズを収集し準備は万端。いつかは、これを付けて私もインドイベントに繰り出すんだー!　(*^^*)

ところが、やがてインド映画が日本に入ってこなくなるとこのインドブレークはたちまち下火になりました。つまり、私はブームに乗り遅れたのです。

私が参加したかったのは「セミナーあり、体験あり、チャイはもちろん、お土産付きのてんこ盛りインドイベント」でした。しかし、それはもう来ない。私、待っているうちに、インドに置いていかれちゃった。その日のために買いためたスカーフやアクセサリーはどうなるの？(#^.^#)

尻込みしているうちに楽しいことはドンドン過ぎ去っていく。社会は変化し、同じ事は巡ってこない。そして人生は一度きり。

あほうやなぁ。。。落ち込む私。

そんなある日、ある偶然からインド人一家と知り合いました。過ぎ去ったインドブームを手繰り寄せるように、彼らからインドのことをいろいろ学びました。1年後、一家が自国に戻ると、手紙で交流を続けました。そして私は、一家からホームステイのご招待を受けたのでした。＼(＾◇＾)／

始めてのインド渡航。そこで分かったのは、何と彼らの故郷は、あのスーパースター、ラジニ・カーントの住む南インドだったのです。感激!!

それから、インド東西南北スケッチしながらインド一人旅が始まりました〜。♪

やがてインドの魅力を知るにつれ「参加したかったインドイベントを自分で企画して立ち上げよう! 」と、思い立ったのでした。このようないきさつで、私、今、アーユルヴェーダの講師やっています。(*^^*)　ハハハ〜

将来の夢は、アールヴェーダ女子サークルを結成して「みんなでスパイス専門店のインド料理を食べに行くイベント」や「インド古典音楽、古典舞踊などの芸術鑑賞に行くイベント」の企画。

私、こういうのに参加したかったのよね。

サークル結成後は、ぜひ、ご自宅で眠っているインドグッズを身に着けてご参加下さい。

そして究極の夢は「日本版　踊るマハラジャ映画」を制作し、もう一度インド大ブレークを起こすことでーす。＼(＾◇＾)／

皆様、そうあきれ返らず、気長にお付き合いくださいねー。

せっかく生きているのだから、夢は大きい方が人生は楽しい!