アーユルヴェーダ薬膳ライフ62/天の川とガンジス河
今日から7月。夏の楽しみは、お祭りです\(^◇^)/
盆踊りに花火。賑やかな屋台の出店。夏祭りの中でも私は七夕に一番トキメキます。何と言っても機織りの織姫と牛飼いの牽牛の年に一度のデート。雨など降らず、満天の星空で迎えてあげたい。きゃっはー!ロマンティック(#^.^#) 笹の葉に吊るした五色の短冊を見上げると、今年もこの時期に来たか!とワクワクします。
考えてみると短冊に限らず神様に願を唱える時には、どうしてキラキラ度派手で賑やかに行うのでしょう。「私は一生懸命願いをかけていますよー」と、賽銭箱の上の鈴を千切れんばかりにガランガランと振り鳴らし、まるで穏やかにお休み中の神様を揺り起こしてアピールするごとく?
インドの話に寄り道します。日本の寺院に入る前に御手洗の手杓で水をかけ、合掌する手を清める風景、よくご覧になる事と思います。インドのお清めは豪快です。ガンジス河の沐浴場はガートと呼ばれ、階段を降りて行くとそのまま水に浸かれるようになっています。ヒンズー教徒の皆さんは毎朝、河に入って体を清め、髪を洗い、うがいもして、さらに着ている物も洗濯などして念入りにお清め(?)します。女性はサリーのまま沐浴されます。
(写真)ヒマラヤ山麓『ハリドワール』の沐浴の様子 (現地撮影のため無断転用はご遠慮下さい)
ガンジス河はヒマラヤ山脈を水源とし、北インドを流れる長い河です。『ハリドワール』や『バナラシ』のようなヒンズー教の聖地では、お供え用グッズが売られています。たいていは木の葉で作った器に色鮮やかな花を入れ、ロウソクを灯して川に流す祈りの灯火や御供、赤や黄色の布にキラキラした金色の飾りがついた物です。
(写真)ヒンズー教の聖地巡礼地。土産物通り。バックはヒマラヤ山脈 (現地撮影のため無断転用はご遠慮下さい)
何故キラキラかと言うと、天界の神様はお忙しいので、願いを唱えるために「神様、私、ここです。ほらほら、今からお願い言うから是非とも叶えてくださいねー」という感じのシチュエーション。こういう願掛けスタイルは中国がインドで仏教を学び、のちに日本が取り入れた際にヒンズー式の願掛け方式が入って来たのではないか、と私は思っています。(#^.^#)
(写真)ガンジス河に流す祈りの灯火や御供を売る店。 (現地撮影のため無断転用はご遠慮下さい)
この天界の神様に「よろしく~」と手を振るような願掛けスタイル。神と人との距離が身近に感じられ、私はとても好きです。
ところで『七夕』はどうして『たなばた』と読めるのでしょうか?音読み?訓読み?漢読み? さて……? 実は全くの当て字です。(#^.^#)
織姫と牽牛の年に一度のデート話は中国の『七夕伝説(ひちせき伝説)』。この話が日本に入って来た時代に日本にはすでに『棚機織女(たなばたつめ)伝承』がありました。この機織りの女性は川原や海辺に棚や桟敷を広げて糸を織っていました。水辺に居る機織りの『棚機織女』と『七夕伝説』の織姫が混同視され、日中の伝承伝説がミックス、後に『七夕祭り』として定着したと言われています。
お祭りも起源を辿ると面白いですね。
さて、今年の7月7日。皆さんはどんな願いをされますか?私は、う~ん、そうだなぁ。コロナ規制も終わったし、また『スケッチしながら印度一人旅』を再開したいです。再来年、3回目の『インド油絵個展』を目標に。\(^◇^)/
7.8月のお知らせ
・アーユルヴェーダセミナーAyucafe
7/11(木)14:00~15:30
7/21(日)10:00~11:30
テーマ「アンチエイジと若返りの三大果実」
8/8(木)14:00~15:30
8/11(日)10:00〜11:30
テーマ「自分を輝かせる活力素」
会費:2500円 ハーブティー&お茶菓子付き
参加:女性
定員:10名
会場:クレオ大阪中央館3階
・アーユルヴェーダ実践講座 Ayuyoga
7/6(土)18:30~20:30 (こちらは満席となりました)
8/17(土)18:30~20:30
テーマ「腹式呼吸のヨガと瞑想&お茶会」
会費:2500円 薬膳ハーブティー&スィーツ ささやかなお土産付き
参加:女性
定員6名
会場:クレオ大阪中央館3階和室
ご参加お待ちしております。(^◇^)/
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