アーユルヴェーダ通信5 体質について

8月になりましたね。遅い梅雨明け。エネルギーを蓄えていた猛暑が「やっと出番!」と叫び声を上げながら登場した感じです。とても暑い。ピッタ体質の方、特にお体気を付けてください。

さて、今日は体質のお話し。アーユルヴェーダでは人の体質は『ドーシャ』の組み合わせで決まるといわれています。ドーシャはカファ、ピッタ、ヴァータの三種類ありサンスクリット語の3つ『トリ』をつけて『トリドーシャ』と言います。

従って、3つの組み合わせで15通りができます。人の体質は15のタイプに分けられるという考え方です。体質はピッタ(P)、ヴァータ(V)、カファ(K)の影響力の大きさでピッタ体質、ヴァータ体質、カファ体質と区別し、さらに複合型という体質も存在します。自分の体質を把握することで不調に気づき病気を未然に防ぐこと、それがアーユルヴェーダ予防医学の根本原理です。

このカファ、ピッタ、ヴァータ(以降K.P.Vと書きます)は5つの元素から成り立っていると言われています。五元素といいます。これがとても哲学的というか、占い的というか面白いです。(^◇^) 五元素は、地、水、火、風、空間を示しています。トリドーシャはこの五元素の

K=水+地

P=火+水

V=風+空間

このように構成されています。私は、インドの病院でこの講義を受けている時、思わず笑いを吹き出してしまいました。風と空間のヴァータ体質は透明人間ではないか。(#^.^#)

五元素=英語で「5 elements」。 element は元素のことです。

古代の人たちは自然からいろんな事を学んで来たのだなぁと思いました。

例えば、リンゴが木から落ちる。この自然現象を見て「なぜだろう?なぜ落ちるのだろう?」と観察を疑問に変えたのでニュートンは地球の万有引力を発見することができました。

一方で空間を上っていく煙。元素の性質と構成H2O, CO2などなど…の解明に至るまでの長い長い科学の歴史は、風、水、火の存在、性質を古代の人たちが気づいてくれたお陰。分析や実験のない時代に哲学的なとらえ方で解釈をした古代人の英知のすばらしさを知り、私はとても大らかな気持ちになました。現代医学や栄養学で詰め込まれた「…であるべし」の発想しかなかった私はアーユルヴェーダを学びにインドに留学してよかったなと、その時初めて思いました。

関西で学べるインド式健康法アーユルヴェーダ・ライフ|南想子の教室

ナマステ。インド式健康法アーユルヴェーダにようこそ。健康は正しい食事と生活習慣でつくられます。この教室ではアーユルヴェーダの健康理論を基にスパイス・瞑想・セルフエステを日常生活に取り入れた生活習慣を目標にしています。あなたの体質あったヘルシーライフスタイルを一緒に見つけましょう。

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