アーユルヴェーダ通信16 免疫力upの食事
セミナーで「日本では管理栄養士。インドではアーユルヴェーダ病院の看護士です」と自己紹介すると「南さんはベジタリアンなんですか?」と時々聞かれます。いえいえ、私のDNAは野菜を動物性タンパク質に変える進化した能力は備えておりません。肉も魚もしっかり食べております。
「南さんはアルミのお茶碗でご飯や味噌汁を飲んでいるのですか?」インド旅行された方はインドの食堂ではたいてい、アルミやステンレスの食器が使われているのをご存じなので、こう言うご質問もいただきます。が、ご期待はずれですみません。わが家は陶器を使用しております。(^◇^)
インド料理、特にアーユルヴェーダの発祥地、南インドの料理は和食器ととても良い相性と思っています。盛り付けた時に、なんとなく可愛く感じるのは私だけかな?(#^.^#)
仕事がらランチは外食が多いのですが、コロナの緊急事態宣言中はイベントやセミナー全面中止で仕事がなく、もっぱら自宅ランチ。そこで、普段はいかにフツーに食べているのかご紹介します。(#^.^#)
これは、ひよこ豆のカレーと人参のポリヤル
ひよこ豆は硬いので前日から水につけておく必要ありです。うっかり浸水を忘た時は茹で大豆で代用しています。ポリヤルはソテーの事。今が旬の苦瓜で作っても、味のアクセントになって美味しいです。
たらのフィッシュカレー
たらは身が柔らかいので、片栗粉とターメリックをまぶし両面を油で焦げ目をつけておくと、カレールウに入れても煮くずれしにくい。白身魚は味が淡泊なので、作って一晩冷蔵庫に保管してから食べる方が、魚にスパイスが馴染んで良いです。
鯖とズッキーニのターメリックパスタ
鯖の缶詰が残っていたのでレッドオニオンとズッキーニを一緒に炒めクミン、ターメリック、チリパウダーと塩で味を整えました。クミンで青み魚の臭みが和らぎ、有り合わせの野菜とサッサと炒めでできるのでとても便利。
夏野菜キーマカレー
鶏肉のミンチとなすでつくりました。ミンチ肉は加熱すると、そぼろ状になり舌ざわりがイマイチなので、なすや玉葱を加えることでなめらかになります。仕上げにココナッツミルクでマイルド感UP。
北インド料理はバターやギー、牛乳など動物性油脂を使うので、こってりした仕上がりになります。南インドは何と言ってもココナッツの木が豊富。ココナッツオイルやミルクなど植物性油脂を用い、料理はあっさりとした仕上がりになります。未熟のバナナやパパイヤをソテーにしたり煮たり、野菜のように使う南国特有の食べ方もフルーツとして食べるよりひと味変わって面白いです。(^◇^)
アーユルヴェーダの食事を「ラサーヤナの食事」と言います。「若返りの食事」「健康増進の食事」「免疫力を高める食事」と言われています。豆類、乳類、種実類など特定の食品を心掛けて食べる事で健康が保てると考えられている薬膳食です。これらの食品は現代栄養学からいってもとても重要なものです。古代インド人の知恵はすばらしいですね。
しっかり食べて、熱中症とコロナに負けない免疫力とパワーを付けましょう!
(^◇^)
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